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Ⅱ.各治験の解説  
※企業から了承が得られた情報を公開しています。

治験概要

更新日 2021年12月3日

管理ID(治験ID)
治験名

プラチナ製剤併用化学療法及び免疫療法(抗PD-1/PD-L1抗体)による治療後に疾患進行が認められた転移性非小細胞肺癌患者を対象にペムブロリズマブ(MK-3475)とレンバチニブ(E7080/MK7902)の併用療法の有効性及び安全性をドセタキセルと比較する第Ⅲ相無作為化多施設共同非盲検試験(LEAP-008試験)

治験依頼者

MSD株式会社

治験のフェーズ

第 3 相

治験成分記号
(治験薬一般名)

レンバチニブ+ペムブロリズマブ

<作用機序情報>

レンバチニブ

 がん細胞が増殖するためには、がん組織に栄養分と酸素を供給する新たな血管を形成すること、すなわち血管新生が必要です。血管をつくる血管内皮細胞の表面には、血管内皮増殖因子受容体(VEGFR)と呼ばれるタンパク質が存在し、強力な血管新生促進作用をもつ血管内皮増殖因子(VEGF)と結合することによって、細胞内に血管新生の刺激を伝えます。この刺激にはVEGFRのチロシンキナーゼという酵素が重要な役割を果たします。レンバチニブはVEGFRのチロシンキナーゼの働きを抑えることにより、血管新生の刺激が血管内皮細胞内に伝わることをブロックします。これにより血管新生を阻害し、がん細胞を増殖させず、やがて死滅させる効果を狙っています。

 ペムブロリズマブ

 PD-1(Programmed cell Death-1)は、免疫系の細胞(T細胞)の表面上に存在し、がんに対する免疫のはたらきを抑え、免疫系ががんを攻撃できないようにします。ペムブロリズマブはPD-1に作用し、PD-1がPD-L1(PD-1と結び付くたんぱく質で、がん細胞の表面上にある)と結び付くことを防ぎ、免疫系ががんを攻撃できるように促すことで、がんに対して有効であると考えられています。

治験の概要

 プラチナ製剤併用化学療法及び免疫療法(抗PD-1/PD-L1抗体)による治療後に疾患進行が認められた転移性非小細胞肺癌患者さんを対象とします。

 ペムブロリズマブとレンバチニブの併用療法の有効性安全性を、転移性非小細胞肺癌の二次治療以降の標準治療として承認されているドセタキセルと比較します。


 ただし他の条件も多数あり、本試験に参加していただけるか否かは専門家による医学的判断が必要となります。

治験の実施方法の概要と注意事項

 プラチナ製剤併用化学療法及び免疫療法(抗PD-1/PD-L1抗体)による治療後に疾患進行が認められた転移性非小細胞肺癌患者さんを対象に、無作為に割り付けた以下の3つの投与群のいずれかで治験薬を投与します。

投与群1.ペムブロリズマブとレンバチニブの併用療法

投与群2.ドセタキセル

投与群3.レンバチニブ

 投与中止が必要となるような重大な副作用やがんの進行(悪化)がない限り、ペムブロリズマブは最大で35コース(約2年間)投与します。レンバチニブ又はドセタキセルは、投与中止が必要となるような重大な副作用やがんの進行(悪化)がない限り投与を継続します。


 専門家による医学的判断の結果、登録の条件を満たす方には治療薬が投与されます。

 なお、本治験の治験薬は有効性・安全性が確立していないもので、それらの評価を厳密な管理のもとに行う段階です。

 また、実施する治験薬の副作用が生じうるリスクがあり、治験への参加に伴う検査内容・検査方法等の詳細を含め、本治験への参加の可能性がある場合には、治験実施医療機関において直接説明を受けて頂く必要があります。

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