Ⅱ.各治験の解説
※企業から了承が得られた情報を公開しています。
治験概要
更新日 2023年5月1日
治験依頼者 |
ノバルティスファーマ株式会社 |
---|---|
疾患名(jRCTに掲載) | 【白血病、悪性リンパ腫】などの血液・リンパのがん |
管理ID(治験ID) |
jRCT2021210004 |
治験名 |
血小板輸血依存の低リスク骨髄異形成症候群(MDS)成人患者を対象として,エルトロンボパグ単剤療法とプラセボを比較するランダム化,二重盲検,プラセボ対照,国内第II相臨床試験 |
治験のフェーズ |
第2相 |
問い合わせ先 |
ノバルティスファーマ株式会社 問い合わせ窓口:0120-003-293 連絡先(メール):rinshoshiken.toroku2@novartis.com |
治験成分記号 (治験薬一般名) (作用機序情報) |
治験成分記号:-
治験薬一般名(日本語):エルトロンボパグ オラミン
治験薬一般名(英 語):-
- |
治験の概要 |
<治験の目的> 本治験の位置付けは,血小板輸血依存の低リスクMDS患者を対象として,エルトロンボパグ単剤療法の有効性及び安全性を評価することです。 <適格基準> - 20歳以上の日本人成人患者さま - 治験責任医師又は治験分担医師の評価によりWHO分類改訂第4版(International Agency for Research on Cancer 2017)のMDSと診断された患者さまで,International Prognostic Scoring System(IPSS-R)に基づく以下の予後リスクカテゴリーのいずれかに分類されている: - very lowリスク(0~1.5) - lowリスク(2~3) - intermediateリスク(3.5~4.5) IPSS-Rに基づく予後変数に関して以下の基準をすべて満たしていなければならない。 - 骨髄中の芽球割合5%未満(治験責任医師又は治験分担医師の評価と中央評価の両方で) - IPSS-Rに対応する細胞遺伝学的リスクがvery good,good又はintermediate - 血小板輸血依存の患者(定義:ランダム化前の4週間に2回以上の頻度で定期的に血小板輸血を受けている場合。血小板数が20 × 109/L未満,又は出血症状がみられる患者には,血小板数30 × 109/L未満で血小板輸血を実施すること)。MDSが直接の原因ではない理由(例:出血,外科的手技,溶血,感染)により一時的に血小板輸血の基準を満たしても,血小板輸血依存とはみなさない。 各国の標準診療に従ったMDS治療(ESA,G-CSF等の支持療法を除く)で難治性,不耐容,又は非適応となった患者さま。 <除外基準> - エルトロンボパグ,ロミプロスチム,又は他のTPO-RAの投与歴がある患者さま。 - WHO分類改訂第4版(International Agency for Research on Cancer 2017)による治療関連MDSの患者さま。 - WHO分類改訂第4版(International Agency for Research on Cancer 2017)によるMDS/骨髄増殖性腫瘍(慢性骨髄単球性白血病を含む)の患者さま。 - WHO分類改訂第4版(International Agency for Research on Cancer 2017)による芽球増加(excess blasts:EB)を伴うMDSの患者さま。 - IPSS-Rでhigh又はvery highのMDSの既往がある患者さま。 - 組み入れ時にMDSの治療[例:HMA,シクロスポリンA(CsA)又はレナリドミド]を受けている患者さま。貧血がみられる患者さまでの赤血球造血刺激因子製剤(ESA)及び重度の好中球減少症及び反復性の感染症がみられる患者さまでの顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)による支持療法は,スクリーニング前3ヵ月間にわたり用量が安定しており,かつエルトロンボパグの最適な用量が確立されるまで同じ用法・用量で継続する場合,許容される。 - 造血幹細胞移植の予定がある患者さま。 - 十分な骨髄穿刺液を採取できないほどの骨髄の線維化が認められる患者さま。 - 血栓形成の危険因子を有する患者さま[本治験への参加の潜在的有用性が血栓塞栓症(TEE)の潜在的リスクを上回ると治験責任医師又は治験分担医師が判断する場合を除く]。 ただし 他の条件も多数あり、本治験に参加していただけるか否かは専門家による医学的判断が必要となります。 |
治験の実施方法の概要と注意事項 |
専門家 による医学的判断の結果、登録の条件を満たす方には治療薬が投与されます。 なお、本治験の治験薬は有効性・安全性が確立していないもので、それらの評価を厳密な管理の基に行う段階です。 また、治験薬の使用後に副作用が生じうるリスクがあります。本治験への参加の可能性がある場合には、治験への参加に伴う検査内容・検査方法等の詳細を含め、治験実施医療機関において直接説明を受けていただく必要があります。 |
病院名 |
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