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Ⅱ.各治験の解説  
※企業から了承が得られた情報を公開しています。

治験概要

更新日 2022年11月25日

治験依頼者
第一三共株式会社
疾患名(jRCTに掲載) 【乳がん、子宮頸がん、子宮体がん】などの女性特有のがん
管理ID(治験ID)
治験名
HER2陽性の転移性乳癌に対する一次治療としてトラスツズマブ デルクステカン(T-DXd)の単剤投与またはT-DXdとペルツズマブの併用投与と、タキサン、トラスツズマブ、及びペルツズマブの併用療法を比較検討する第III相試験(DESTINY-Breast09試験)
治験のフェーズ
第3相
問い合わせ先
臨床試験情報公開窓口 dsclinicaltrial@daiichisankyo.co.jp
治験成分記号
(治験薬一般名)
(作用機序情報)
治験成分記号:DS-8201a 治験薬一般名(日本語):トラスツズマブ デルクステカン 治験薬一般名(英 語):Trastuzumab deruxtecan
細胞の成長因子(上皮細胞成長因子)のファミリー受容体の一つであるHER2と特異的に結合するヒト化モノクローナル抗体と薬物(ペイロード)をリンカーを介して結合した抗体薬物複合体
治験成分記号:- 治験薬一般名(日本語):ペルツズマブ 治験薬一般名(英 語):Pertuzumab
治験成分記号:- 治験薬一般名(日本語):トラスツズマブ 治験薬一般名(英 語):Trastuzumab
治験成分記号:- 治験薬一般名(日本語):パクリタキセル 治験薬一般名(英 語):Paclitaxel
治験成分記号:- 治験薬一般名(日本語):ドセタキセル 治験薬一般名(英 語):Docetaxel
治験の概要

<治験の目的>

 HER2陽性乳癌の一次治療としてトラスツズマブ デルクステカンの単剤療法とペルツズマブ併用療法の有効性と安全性を調べます。

<主な参加の基準>

・HER2陽性の乳癌の方

・化学療法およびHER2標的療法による治療を受けたことがない方(転移性乳癌の場合は1ラインの内分泌療法歴があってもよい)

・術前/術後補助療法としての化学療法やHER2標的療法の完了から6か月以上経過している方 <主な参加不可の基準>

・本治験で使用する薬剤のいずれかに不適応な方 ・未治療の、または症状が認められる、あるいはステロイドや抗けいれん薬の投与が必要な脊髄圧迫や活動性の中枢神経系転移がある方

・ステロイドによる治療を必要とする非感染性の間質性肺疾患/肺臓炎の既往歴がある、発症している、またはその疑いのある方

 ただし他の条件も多数あり、本試験に参加していただけるか否かは専門家による医学的判断が必要となります。

治験の実施方法の概要と注意事項

 本治験では、専門家による医学的判断の結果、登録の条件を満たす方に、トラスツズマブ デルクステカン単剤、ペルツズマブとの併用療法、または標準療法(パクリタキセルまたはドセタキセル+ペルツズマブ+トラスツズマブ併用療法)のいずれかが投与されます。

 なお、本治験の治験薬は有効性・安全性が確立していないもので、それらの評価を厳密な管理のもとに行う段階です。

 また、実施する治験薬の副作用が生じうるリスクがあり、治験への参加に伴う検査内容・検査方法等の詳細を含め、本治験への参加の可能性がある場合には、治験実施医療機関において直接説明を受けて頂く必要があります。

病院名

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