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Ⅱ.各治験の解説  
※企業から了承が得られた情報を公開しています。

治験概要

更新日 2023年7月26日

治験依頼者

ファイザーR&D合同会社

疾患名(jRCTに掲載) 【脳腫瘍、眼のがん】などの脳・神経・眼のがん
【喉頭がん、甲状腺がん】などの頭頸部のがん
【肝細胞がん、膵臓がん】などの肝臓・胆のう・膵臓のがん
【膀胱がん、腎細胞がん】などの腎・尿管・膀胱のがん
【副腎がん、腹膜がん】などの腹部のがん
【前立腺がん、精巣腫瘍】などの男性特有のがん
【悪性黒色腫、基底細胞がん】などの皮膚のがん
【軟部肉腫、骨肉腫】などの骨・筋肉のがん
進行または転移性固形癌
管理ID(治験ID)
治験名

進行または転移性固形がん患者を対象にPF-07265028 の安全性、忍容性、薬物動態、薬力学および抗腫瘍活性を評価するPF-07265028 の単剤療法およびSASANLIMAB との併用療法の第1 相、非盲検、用量漸増および拡大投与試験(治験実施計画書番号:C4731001)

治験のフェーズ

第1相

問い合わせ先

ファイザーR&D合同会社

治験情報窓口担当 clinical-trials@pfizer.com

治験成分記号
(治験薬一般名)
(作用機序情報)
治験成分記号:PF-07265028 治験薬一般名(日本語):- 治験薬一般名(英 語):-

・造血前駆キナーゼ1阻害薬

「造血前駆キナーゼ1(HPK1)は、T細胞シグナル伝達を負に調節する因子であり、それを阻害することによりT細胞を活性化し、抗腫瘍免疫を活性化すると考えられています。」

治験成分記号:PF-06801591 治験薬一般名(日本語):- 治験薬一般名(英 語):Sasanlimab

・抗PD-1抗体

「抗PD-1抗体は、T細胞上のPD-1に結合してPD-1とPD-L1/PD-L2の結合を阻害することにより、抑制シグナルの伝達をブロックしてT細胞の活性化を維持し、抗腫瘍免疫を活性化すると考えられています。」


治験の概要

この治験の⽬的は、進⾏または転移性固形癌を対象にPF-07265028単剤投与時(経口薬)またはPF-06801591(sasanlimab,点滴薬)と併⽤投与時におけるがん治療としての安全性や効果を調べることです。これら治験薬(PF-07265028とsasanlimab)は、まだ発売されていない開発中の薬剤です。PF-07265028単剤とsasanlimabと併⽤して使⽤することで、それぞれの薬を1種類だけで使⽤したときよりも効果や安全性に変化があるかどうか調べます。

本治験では、①⼗分な⾎液学的機能、腎機能、肝機能を有していること、②評価可能な腫瘍を有していること、③治験で規定されている腫瘍組織の提供に同意いただけること等の条件を満たす方を対象としています。参加時期によって特定の固形癌のみを対象とする場合もあります。

ただし他の条件も多数あり、本治験に参加していただけるか否かは専門家による医学的判断が必要となります。

治験の実施方法の概要と注意事項

本治験では、ランダム化は行われず、専門家による医学的判断の結果、登録の条件を満たす方には治験薬が投与されます。なお、本治験の治験薬は有効性・安全性が確立していないもので、それらの評価を厳密な管理のもとに行う段階です。また、実施する治験薬の副作用が生じうるリスクがあり、治験への参加に伴う検査内容・検査方法等の詳細を含め、本治験への参加の可能性がある場合には、治験実施医療機関において直接説明を受けて頂く必要があります。

病院名

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