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Ⅱ.各治験の解説  
※企業から了承が得られた情報を公開しています。

治験概要

更新日 2021年8月6日

治験依頼者
Seagen Inc.(CRO:PRAヘルスサイエンス株式会社)
疾患名(jRCTに掲載) 【乳がん、子宮頸がん、子宮体がん】などの女性特有のがん
管理ID(治験ID)
治験名
二次又は三次治療の再発又は転移を有する子宮頸癌を対象にtisotumab vedotinと治験担当医師が選択した化学療法とを比較検討する、第3相、無作為化、非盲検試験
治験のフェーズ
第3相
問い合わせ先

問い合わせ窓口: PRAヘルスサイエンス株式会社

連絡先(メール) PRJPN-Chiken@prahs.com

治験成分記号
(治験薬一般名)
(作用機序情報)
治験成分記号:- 治験薬一般名(日本語):チソツマブ ベドチン 治験薬一般名(英 語):Tisotumab vedotin
 Tisotumab vedotinは、プロテアーゼで切断可能なバリン-シトルリン(vc)リンカーを介してマイクロチューブル破壊薬のモノメチルアウリスタチンE(MMAE)が化学結合したヒトTF特異的ヒトモノクローナル免疫グロブリンG1κ(IgG1κ)抗体(tisotumab)から構成される抗体薬物複合体(ADC)と呼ばれる種類の薬です。
治験の概要

 本治験は、子宮頸がんの二次又は三次治療におけるtisotumab vedotinの臨床的有効性および安全性について、化学療法と比較します。

 本治験では、

①扁平上皮がん、腺がん、または腺扁平上皮がんの組織像を伴う再発性または転移性子宮頸がんがあること、

②治験担当医師が固形がんの治療効果判定基準(RECIST)に基づき評価した測定可能病変があること、

③無作為割付け前のECOG(米国東海岸がん臨床試験グループ)パフォーマンスステータスが0又は1であること等の条件を満たす方を対象としています。

 ただし他の条件も多数あり、本試験に参加していただけるか否かは専門家による医学的判断が必要となります。

 治験薬のtisotumab vedotinは日本では承認されていません。米国では、化学療法中または化学療法後に全身に転移した、または再発した子宮頸がんの成人に対して承認されています。

 標準的な化学療法を受ける場合は、治験担当医師が次のいずれかを選択します:トポテカン、ビノレルビン、ゲムシタビン、イリノテカン、またはペメトレキセド。

治験の実施方法の概要と注意事項

 本治験では、専門家による医学的判断の結果、登録の条件を満たす方にはランダム化が行われ、治験薬か標準的な治療薬のどちらかが投与されます。

 なお、本治験の治験薬は有効性・安全性が確立していないもので、それらの評価を厳密な管理のもとに行う段階です。

 また、実施する治験薬の副作用が生じるリスクがあり、治験への参加に伴う検査内容・検査方法等の詳細を含め、本治験への参加の可能性がある場合には、治験実施医療機関において直接説明を受けて頂く必要があります。

病院名

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