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各治験の解説 ※企業から了承が得られた情報を公開しています。

更新日 2024年3月1日

治験依頼者

ブリストル・マイヤーズスクイブ株式会社

疾患名(jRCTに掲載) 【白血病、悪性リンパ腫】などの血液・リンパのがん
多発性骨髄腫
再発及び難治性の多発性骨髄腫
管理ID(治験ID)
治験名

再発及び難治性の多発性骨髄腫患者を対象としたBCMA x CD3 T細胞活性化抗体CC-93269の第1相オープンラベル用量設定試験

治験のフェーズ

第1相

問い合わせ先

企業名:ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社          

問い合わせ先:https://www.bms.com/jp/about-us/contact-us.html

0120-363-959 (フリーダイヤル) 

(平日9:00~17:30 / 土・日・祝日並びに当社休日を除く)

治験成分記号
(治験薬一般名)
(作用機序情報)
治験成分記号:CC-93269(BMS-986349) 治験薬一般名(日本語):- 治験薬一般名(英 語):alnuctamab

alnuctamabは、多発性骨髄腫のがん細胞の表面に認められる「B細胞成熟抗原(BCMA)」という特定の抗原に結合するように人工的に作製された抗体です。この特定の抗原は、形質細胞という免疫系の正常細胞でも認められるため、治療に対して副作用が発現する可能性があります。同時に、alnuctamabは「T細胞」という体内の免疫細胞の一種に結合します。このように、alnuctamabは、T細胞とがん細胞をつなげるかけ橋のような役割を果たします。これにより、T細胞ががん細胞を消滅させます。

治験の概要

この治験の目的は、治験薬であるalnuctamabの安全性(良い影響もしくは悪い影響)を調べること及び適切な用量を決定することです。

1. 18歳以上である方

2. 再発及び難治性の多発性骨髄腫の病歴があり、登録時に測定可能病変がある方。

3. 免疫調節薬(例:レナリドミド、ポマリドミド)、プロテアソーム阻害剤(例:ボルテゾミブ、カルフィルゾミブ、イキサゾミブ)及び抗CD38抗体(例:ダラツムマブ、イサツキシマブ)の単独または併用投与を含む多発性骨髄腫に対する3回以上の治療歴並びに自家幹細胞移植歴がある方(自家幹細胞移植に不適格である場合を除きます)。

4. 直近の骨髄腫治療の治療中または治療後60日以内に病勢進行が確認されている方。

ただし他の条件も多数あり、本治験に参加していただけるか否かは専門家による医学的判断が必要となります。

治験の実施方法の概要と注意事項

専門家による医学的判断の結果、登録の条件を満たす方には治療薬が投与されます。

なお、本治験の治験薬は有効性・安全性が確立していないもので、それらの評価を厳密な管理のもとに行う段階です。

また、実施する治験薬の副作用が生じうるリスクがあり、治験への参加に伴う検査内容・検査方法等の詳細を含め、本治験への参加の可能性がある場合には、治験実施医療機関において直接説明を受けて頂く必要があります。

病院名 jRCTを参照

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