Ⅱ.各治験の解説
※企業から了承が得られた情報を公開しています。
治験概要
更新日 2023年4月24日
治験依頼者 |
アストラゼネカ株式会社 |
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疾患名(jRCTに掲載) | 【胃がん、大腸がん、食道がん】などの消化管のがん |
管理ID(治験ID) |
jRCT2061200025 |
治験名 |
局所進行切除不能食道扁平上皮癌患者を対象とした、デュルバルマブと根治的化学放射線療法との同時併用を検討する第III相ランダム化二重盲検プラセボ対照国際共同多施設共同試験(KUNLUN) |
治験のフェーズ |
第3相 |
問い合わせ先 | |
治験成分記号 (治験薬一般名) (作用機序情報) |
治験成分記号:MEDI4736
治験薬一般名(日本語):デュルバルマブ(遺伝子組換え)
治験薬一般名(英 語):Durvalumab (Genetical Recombination)
ヒトPD-L1に対するヒトモノクローナル抗体であり、PD-L1とその受容体であるPD-1との結合を阻害すること等により、抗腫瘍免疫応答を増強し、腫瘍増殖を抑制すると考えられます。 |
治験の概要 |
本治験の目的は、局所進行切除不能食道扁平上皮癌患者(全ての患者及びPD-L1高発現の患者)を対象に、無増悪生存期間を指標として、デュルバルマブ+根治的化学放射線療法とプラセボ+根治的化学放射線療法の有効性について比較評価することです。 本治験では、 ①同意説明文書署名時点の年齢が18 歳以上であること、 ②組織学的又は細胞学的に確認された食道扁平上皮癌で、局所進行癌(ステージII~IVA期)であること、 ③切除不能または手術拒否で、根治的化学放射線療法に適したと判断されていること、 ④RECIST 第1.1版に基づく評価可能病変を1つ以上有すること、 ⑤PD-L1発現の解析に必要な必須の腫瘍試料を提供できること、 ⑥ECOG パフォーマンスステータスが0~1であること、 ⑦十分な臓器機能及び骨髄機能を有すること等の条件を満たす方を対象としています。 ただし他の条件も多数あり、本治験に参加していただけるか否かは専門家による医学的判断が必要となります。 |
治験の実施方法の概要と注意事項 |
専門家による医学的判断の結果、登録の条件を満たす方には治療薬が投与されます。 本治験ではランダム化が行われますので、 ①デュルバルマブ+根治的化学放射線療法、 ②プラセボ+根治的化学放射線療法のいずれかの治療が実施されます。 なお、本治験の治験薬は有効性・安全性が確立していないもので、それらの評価を厳密な管理のもとに行う段階です。 また、実施する治験薬の副作用が生じうるリスクがあり、治験への参加に伴う検査内容・検査方法等の詳細を含め、本治験への参加の可能性がある場合には、治験実施医療機関において直接説明を受けて頂く必要があります。 |
病院名 |
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Ⅰ 臨床試験登録情報
Ⅲ 疾患名(jRCT掲載)の解説について