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Ⅱ.各治験の解説  
※企業から了承が得られた情報を公開しています。

治験概要

更新日 2023年7月24日

治験依頼者

アステラス製薬株式会社

疾患名(jRCTに掲載) 【脳腫瘍、眼のがん】などの脳・神経・眼のがん
【喉頭がん、甲状腺がん】などの頭頸部のがん
【肺がん、乳がん】などの胸部のがん
【胃がん、大腸がん、食道がん】などの消化管のがん
【肝細胞がん、膵臓がん】などの肝臓・胆のう・膵臓のがん
【膀胱がん、腎細胞がん】などの腎・尿管・膀胱のがん
【副腎がん、腹膜がん】などの腹部のがん
【前立腺がん、精巣腫瘍】などの男性特有のがん
【乳がん、子宮頸がん、子宮体がん】などの女性特有のがん
【悪性黒色腫、基底細胞がん】などの皮膚のがん
【軟部肉腫、骨肉腫】などの骨・筋肉のがん
局所進行性又は転移性固形がん
管理ID(治験ID)
治験名

成人の進行性固形がんの患者さんを対象としたASP1570の治験

治験のフェーズ

第1-2相

問い合わせ先

アステラス製薬株式会社    

問い合わせ窓口: くすり相談センター     

連絡先(メール/電話): 0120-189-371

治験成分記号
(治験薬一般名)
(作用機序情報)
治験成分記号:ASP1570 治験薬一般名(日本語):- 治験薬一般名(英 語):-

ASP1570はジアシルグリセロールキナーゼゼータ(DGKζ)阻害剤です。ジアシルグリセロール (DAG) からホスファチジン酸 (PA) へのリン酸化が阻害され、DGKζによって調節される細胞シグナル伝達経路が調整されることにより、腫瘍細胞の増殖が阻害される可能性があります。

治験の概要

本治験の目的は、ASP1570が局所進行性又は転移性固形がん患者さんに対して有益な治療法であるかどうか、また安全な治療法であるかどうかを調べることです。

この治験に参加される患者さんのがんの細胞は,もともとあった部位から外側へ成長していたり,からだの他の部分へ広がっていたり,標準治療を受けた後にがんが進行している,あるいは標準治療を受けることができない状態になっています。

ただし他の条件も多数あり、本治験に参加していただけるか否かは専門家による医学的判断が必要となります。

治験の実施方法の概要と注意事項

本治験は2つのパートから構成されています。

パート1(ASP1570用量漸増)では,進行性固形がんの患者さんに複数の小グループに分かれていただき,ASP1570を低用量から高用量まで服用していただきます(全部で8つの異なる用量)。

パート2(ASP1570用量拡大)では、 進行性固形がんの患者さんに複数の小グループに分かれていただき,パート1で検討したASP1570の最適な用量を服用していただきます。用量は,パート1で医学的に重大な問題がなかった最高用量を超えることはありません。 これらのグループでは,特定の種類の進行性固形がん(転移性黒色腫や非小細胞肺がん,パート1で効果がみられた種類のがん)を有する患者さんに参加していただきます。

各グループは,21日間を1サイクルとして,ASP1570の錠剤を1日1回または2回服用していただきます。医学的に重大な問題が確認されたり,がんが進行したり,担当医師が治療を中止する必要があると判断しないかぎりは,次のサイクルも同じ用量で治療を継続します。

本治験では、専門家による医学的判断の結果、登録の条件を満たす方には治療薬が投与されます。

なお、本治験の治験薬は有効性・安全性が確立していないもので、それらの評価を厳密な管理のもとに行う段階です。

また、実施する治験薬の副作用が生じうるリスクがあり、治験への参加に伴う検査内容・検査方法等の詳細を含め、本治験への参加の可能性がある場合には、治験実施医療機関において直接説明を受けて頂く必要があります。

病院名 jRCTを参照

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