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各治験の解説 ※企業から了承が得られた情報を公開しています。

更新日 2025年11月12日

治験依頼者

大鵬薬品工業株式会社

疾患名(jRCTに掲載) 【肺がん、乳がん】などの胸部のがん
肺がん
【胃がん、大腸がん、食道がん】などの消化管のがん
大腸がん
【肝細胞がん、膵臓がん】などの肝臓・胆のう・膵臓のがん
膵臓がん
がん悪液質を伴う非小細胞肺がん,膵臓がん又は大腸がん患者
管理ID(治験ID)
治験名

がん悪液質患者を対象としたTAS0953のランダム化前期第2相試験

治験のフェーズ

第2相

問い合わせ先

大鵬薬品工業株式会社

TAS0953担当窓口

電話番号

03-3293-2455

治験成分記号
(治験薬一般名)
(作用機序情報)
治験成分記号:TAS0953/HM06 治験薬一般名(日本語):ー 治験薬一般名(英 語):vepafestinib

TAS0953(一般名vepafestinib)はRET(rearranged during transfection)というタンパク質を標的とした治験が進められている治験薬です。がんなどの影響を受けると、GDF15というタンパク質が多く産生されます。GDF15はRETの活性化に関与しており、RETの活性化は食欲の低下や体重の減少に繋がることが報告されています。TAS0953はRETの活性化を阻害する作用があることが確認されています。このことから、がん悪液質の患者さんで、体重減少や食欲不振などの症状が改善することが期待されています。

治験の概要

本治験では、がん悪液質の方を対象に、TAS0953またはプラセボを服用していただき、その効果と安全性を確認することを目的としています。

「がん悪液質を伴う非小細胞肺がん、膵臓がん、または大腸がんと診断されている」、

「がん悪液質による食欲低下がある」

等の条件を満たす方を対象としています。

ただし他の条件も多数あり、本治験に参加していただけるか否かは専門家による医学的判断が必要となります。

治験の実施方法の概要と注意事項

本治験では、単盲検ランダム化デザインを採用しており、専門家による医学的判断の結果、登録の条件を満たす方には治験薬が投与されます。なお、本治験の治験薬は有効性・安全性が確立していないもので、それらの評価を厳密な管理のもとに行う段階です。

また、実施する治験薬の副作用が生じうるリスクがあり、治験への参加に伴う検査内容・検査方法等の詳細を含め、本治験への参加の可能性がある場合には、治験実施医療機関において直接説明受けて頂く必要があります。

病院名 jRCTを参照

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