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各治験の解説 ※企業から了承が得られた情報を公開しています。

更新日 2025年5月14日

治験依頼者

ブリストル・マイヤーズスクイブ株式会社

疾患名(jRCTに掲載) 【肺がん、乳がん】などの胸部のがん
肺がん
進展型小細胞肺癌
管理ID(治験ID)
治験名

進展型小細胞肺癌患者を対象に、一次治療としてBMS-986489(BMS-986012とニボルマブの固定用量配合剤)、カルボプラチン及びエトポシドの併用療法とアテゾリズマブ、カルボプラチン及びエトポシドの併用療法を比較する、ランダム化二重盲検、多施設共同第3相試験(TIGOS)

治験のフェーズ

第3相

問い合わせ先

企業名:ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社          

問い合わせ先:https://www.bms.com/jp/about-us/contact-us.html

0120-363-959 (フリーダイヤル) 

(平日9:00~17:30 / 土・日・祝日並びに当社休日を除く)

治験成分記号
(治験薬一般名)
(作用機序情報)
治験成分記号:BMS-986489 治験薬一般名(日本語):- 治験薬一般名(英 語):-

BMS-986489はBMS-986012とニボルマブの固定用量配合剤です。BMS-986012はがん細胞のフコシルGM1に特異的に結合する抗体です。ニボルマブはPD-1タンパク質に結合する抗体です。どちらも免疫細胞ががん細胞をより効果的に攻撃するのを助ける薬です。

治験成分記号:- 治験薬一般名(日本語):アテゾリズマブ 治験薬一般名(英 語):-

PD-L1タンパク質に結合し、免疫細胞ががん細胞をより効果的に攻撃するのを助ける薬です。

治験成分記号:- 治験薬一般名(日本語):カルボプラチン 治験薬一般名(英 語):-

細胞のDNAを損傷させ、がん細胞が分裂して増えるのを妨げる薬です。プラチナ製剤の一種です。

治験成分記号:- 治験薬一般名(日本語):エトポシド 治験薬一般名(英 語):-

細胞分裂やDNA修復に必要な特定の酵素を阻害し、がん細胞の増殖を止める薬です。トポイソメラーゼ阻害剤の一種です。

治験の概要

治験の概要

本治験の目的は、進展型小細胞肺癌に対する一次治療としてBMS-986489とカルボプラチン及びエトポシドの併用療法4サイクル(導入療法)後にBMS-986489維持療法を行った患者と、アテゾリズマブとカルボプラチン及びエトポシド併用療法4サイクル(導入療法)後にアテゾリズマブ維持療法を行った患者の、全生存期間を比較することです。


本治験では、以下の条件を満たす方を対象としています。

・進展型小細胞肺癌と診断されている。

・ECOGパフォーマンススケールに基づき、ほとんどまたは全く助けを必要とせずに通常の活動を行える健康状態である。

・CT又はMRIにより、脳・神経系以外の測定可能病変を1つ以上有する。

また、以下のいずれかに該当するかは参加できません。

・進展型小細胞肺癌に対して特定の治療を既に実施されている。

・脳転移による症状がある場合や特定の肺疾患、心疾患、感染症、自己免疫疾患、他の癌、または末梢感覚ニューロパチーと呼ばれる神経損傷などを有する。

ただし他の条件も多数あり、本治験に参加していただけるか否かは専門家による医学的判断が必要となります。

治験の実施方法の概要と注意事項

本治験では、ランダム化が行われ、BMS-986489(BMS-986012とニボルマブの固定用量配合剤)、カルボプラチン及びエトポシドを投与する群、もしくはアテゾリズマブ、カルボプラチン及びエトポシドを投与する群に割り付けられます。盲験下で投与するため、患者さん、担当医師・治験コーディネーターのいずれも、どちらの群に割り付けられているのかは分かりません。

専門家による医学的判断の結果、登録の条件を満たす方には治療薬が投与されます。

なお、本治験の治験薬は有効性・安全性が確立していないもので、それらの評価を厳密な管理のもとに行う段階です。

また、実施する治験薬の副作用が生じうるリスクがあり、治験への参加に伴う検査内容・検査方法等の詳細を含め、本治験への参加の可能性がある場合には、治験実施医療機関において直接説明を受けて頂く必要があります。

病院名

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