Ⅱ.各治験の解説
※企業から了承が得られた情報を公開しています。
治験概要
更新日 2023年9月20日
治験依頼者 |
アストラゼネカ株式会社 |
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疾患名(jRCTに掲載) | 【前立腺がん、精巣腫瘍】などの男性特有のがん 転移性去勢抵抗性前立腺癌 |
管理ID(治験ID) |
jRCT2031220214 |
治験名 |
転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)患者の治療として、カピバセルチブとドセタキセル投与の有効性及び安全性をプラセボとドセタキセル投与と比較して評価する第III相二重盲検ランダム化プラセボ対照試験 |
治験のフェーズ |
第3相 |
問い合わせ先 |
治験情報窓口メールアドレス(RD-clinical-information-Japan@astrazeneca.com) |
治験成分記号 (治験薬一般名) (作用機序情報) |
治験成分記号:AZD5363
治験薬一般名(日本語):カピバセルチブ
治験薬一般名(英 語):Capivasertib
カピバセルチブは、セリン/スレオニンキナーゼ(AKT)を強力かつ選択的に阻害する経口阻害薬です。AKTは細胞増殖やアポトーシスに密接に関連しており、AKT阻害剤はAKT活性を選択的に阻害する作用を有し、乳がん等の治療薬として開発が進められています。 |
治験の概要 |
本治験の目的は、転移性去勢抵抗性前立腺がん患者さんを対象に、カピバセルチブという治験薬を標準治療のドセタキセルと併用して治療に使用した際の有効性と安全性を詳しく調べることです。 本治験では、 ①18歳以上であること、 ②1つ以上の骨病変及び/又は軟部組織病変の転移が確認されていること、 ③前立腺がんに対する治療として次世代ホルモン製剤(アビラテロン、エンザルタミド、アパルタミド又はダロルタミド)の投与を3か月以上受け、治療中に病勢進行が認められていること、 ④糖代謝の臨床的に重要な異常が認められていないこと、 等の条件を満たす方を対象としています。 ただし他の条件も多数あり、本治験に参加していただけるか否かは専門家による医学的判断が必要となります。 |
治験の実施方法の概要と注意事項 |
専門家による医学的判断の結果、登録の条件を満たす方には治療薬が投与されます。本治験ではランダム化が行われますので、①カピバセルチブ+ドセタキセル、②プラセボ+ドセタキセルのいずれかの治療が実施されます。 なお、本治験の治験薬は有効性・安全性が確立していないもので、それらの評価を厳密な管理のもとに行う段階です。 また、実施する治験薬の副作用が生じうるリスクがあり、治験への参加に伴う検査内容・検査方法等の詳細を含め、本治験への参加の可能性がある場合には、治験実施医療機関において直接説明を受けて頂く必要があります。 |
病院名 |
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Ⅰ 臨床試験登録情報
Ⅲ 疾患名(jRCT掲載)の解説について
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