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各治験の解説 ※企業から了承が得られた情報を公開しています。

更新日 2024年8月13日

治験依頼者

アストラゼネカ株式会社

疾患名(jRCTに掲載) 【肺がん、乳がん】などの胸部のがん
肺がん
非小細胞肺癌
管理ID(治験ID)
治験名

PD-L1が高発現している(TC>=50%)アクショナブルゲノム変化のない局所進行又は転移性非扁平上皮非小細胞肺癌患者を対象に一次治療としてのダトポタマブ デルクステカン(Dato-DXd)と Rilvegostomig(AZD2936)の併用療法又はRilvegostomig単剤療法をペムブロリズマブ単剤療法と比較する第III相、ランダム化、非盲検、国際共同試験(TROPION-Lung10)

治験のフェーズ
第3相
問い合わせ先

治験情報窓口メールアドレス(RD-clinical-information-Japan@astrazeneca.com)

治験成分記号
(治験薬一般名)
(作用機序情報)
治験成分記号:DS-1062a 治験薬一般名(日本語):ダトポタマブ デルクステカン 治験薬一般名(英 語):Datopotamab Deruxtecan

がん細胞の細胞膜上に高発現する抗原TROP2と特異的に結合するヒト化モノクローナル抗体と薬物(ペイロード)をリンカーを介して結合した抗体薬物複合体

治験成分記号:AZD2936 治験薬一般名(日本語):- 治験薬一般名(英 語):Rilvegostomig

AZD2936は、PD-1及びTIGITを標的とする二重特異性抗体です。

治験の概要

本治験の目的は、PD-L1 50%以上の非小細胞肺癌患者を対象に一次治療としてのAZD2936(Rilvegostomig)単剤、又はAZD2936(Rilvegostomig)+ ダトポタマブ デルクステカンをペムブロリズマブと有効性及び安全性を比較し調べることです。

本治験では、①非小細胞肺がんが確定されていること、②根治的手術又は放射線療法に適さないステージ4の非小細胞肺がんであること、③「EGFR変異並びにALK及びROS1再構成」「実施国で承認された一次治療の標準療法が存在するその他のドライバーがん遺伝子」に該当する特定の遺伝子異常のない腫瘍であること等の条件を満たす方を対象としています。

一方、④組織型が小細胞肺がんと非小細胞肺がんの混合型、又は肉腫様バリアントである、⑤脊髄圧迫が認められる、⑥脳転移が認められる(無症状で、安定している方は参加可能な場合がある)、⑦他の原発性悪性腫瘍の既往がある(根治的治療を受けた方は参加できる場合がある)、⑧治験への参加が適切でないと担当医師により判断された等の条件に該当する方を対象外としています。

ただし他の条件も多数あり、本治験に参加していただけるか否かは専門家による医学的判断が必要となります。

治験の実施方法の概要と注意事項

専門家による医学的判断の結果、登録の条件を満たす方には治療薬が投与されます。本治験ではランダム化が行われますので、①AZD2936(Rilvegostomig)、② AZD2936(Rilvegostomig)+ダトポタマブ デルクステカン、③ペムブロリズマブのいずれかの治療が実施されます。

なお、本治験の治験薬は有効性・安全性が確立していないもので、それらの評価を厳密な管理のもとに行う段階です。

また、実施する治験薬の副作用が生じうるリスクがあり、治験への参加に伴う検査内容・検査方法等の詳細を含め、本治験への参加の可能性がある場合には、治験実施医療機関において直接説明を受けて頂く必要があります。

病院名

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